おんちゃん

 

 

 2011.10.04  晴れ

 

 

 

 

 おんちゃんにあいに宮城にいった 

 

 おんちゃんは母の兄で

 

 石巻にひとりですんでる

 

 

 10年ぶりにいった“おんちゃんとこ”は

 

 震災後 まったくちがう場所になってた

 

 

 がれきや壊れた建物は

 

 テレビでみてたけれど

 

 実際にみると鳥肌がたった

 

 

 一番こわかったのは

 

 “海のにおい”がしないこととだった

 

 港町なのでどこへいっても

 

 磯のにおいがしてたのに

 

 消毒やら清掃やらで

 

 まったくにおいがしなかった

 

 

 海があるのにないみたいだった

 

 

 

 

 久々にあったおんちゃんは

 

 生き生きしていて元気だった

 

 

 朝5時から夜まで

 

 がれきの運搬をしているらしい

 

 

 仕事がようやくみつかったことや

 

 ごはんが毎日たべれること

 

 まわりの人とたすけあって暮らしてること

 

 うしなったものはおおきいけれど

 

 元気にがんばってて安心した

 

 

 

 老いてはいても

 

 おんちゃんは格好いい

 

 

 

 梨がすきだといったら

 

 帰りにたくさんの梨をくれた

 

 

 方言でほとんど何を話しているか

 

 わからないけど

 

 とってもうれしそうにしてたから

 

 いってよかったなと心底おもった